門前春駒まつり 130戸で唄、踊り披露 家内安全、五穀豊穣祈願
= 川場村 /群馬 =
毎日新聞 2009年2月14日 朝刊(群馬県)
女装した男性が家々を訪れ唄と踊りを披露する民族行事「門前春駒まつり」(県重要無形民俗文化財指定)がこのほど、川場村門前地区で行われた。
「おっとう」(父親)1人、「おっかあ」(母親)1人、「踊り子」(娘)2人の4人1組。おっとうが各戸に納める桑の木の小枝を入れた袋を背負い、一行は団扇(うちわ)太鼓を打ち鳴らしながら、2組に分かれて地区の約130戸すべてを訪れた。
まつりは明治時代に旅芸人の親子が、同地区の吉祥寺境内にある養蚕の守護神「金甲稲荷神社」例祭で養蚕の繁盛を祈る唄と踊りを披露したのが始まりとされる。養蚕が衰退した現在は、家内安全と五穀豊穣(ほうじょう)を祈願している。【松本時夫】

